流感悟道9月

 ブラック企業も問題だがパワハラも職場で大きな問題となっている。公務の職場でも退職者、自殺者が増えている。目標設定が低いと責められ、達成できないと評価が下がり賃金も下がる、オマケに人間関係も悪くなる人事評価のシステムは公務職場の組織にとっても本当に有効なのか。ある管理者が改善策も示すことが出来ないまま部下の成績不良に叱責をしている例があった。結果的に病欠となった部下の診断書には「配置換えを要す(職場を変えること)」と書かれ、決着しようとしている。つまり結論は退職だった。たとえが悪いが、子が親を選べないように、部下は上司も同僚も選べない。この相談を受け、当局との交渉の場をつくる方向で話をすすめていたときの結論だったので、こちらからこの件は引くことになったが、何とも後味が悪いので本人に聞いた。そうしたら、今後また同じ職場で働くことになったときのことも考え、「診断書のことは内緒にしてほしい」と。別の職場でも同様の相談が出てきた。今度は仕事の効率と成果のことで人間関係も含めて複雑になり、仕事に対する意欲もなくなったというのが主な原因。これも内緒に。あなたはパワハラ、いじめをしていないか。


澤村